「健康の社会的決定要因(SDH)」に関するWHO主要文書の邦訳

日本の研究者グループによって、SDHに関する主要な国際文書が邦訳されました。今回邦訳された文書には、WHOが著作権を所有する以下の文書が含まれています。

  • Executive summary of the Final Report of the WHO Commission on Social Determinants of Health:WHO健康の社会的決定要因に関する委員会最終報告書 要旨
  • World Health Assembly resolution on reducing health inequities through action on the social determinants of health (WHA62.14):WHA62.14健康の社会的決定要因に取り組む 活動を 通じた健康 の不公平性 の低減
  • Summary report of the World Conference on Social Determinants of Health (Rio de Janeiro, Brazil, 19-21 October, 2011):健康の社会的決定要因に関する世界会議 (リオデジャネイロ、ブラジル、2011年10月19~21日)概略報告書
  • World Health Assembly resolution on the outcome of the World Conference on Social Determinants of Health (WHA65.8):WHA65.8 健康の社会的決定要因に関する世界会議の成果
  • Adelaide Statement on Health in All Policies:全ての政策において健康を考慮することに関するアデレード声明

これらに加え、WHO報告書『公正、社会的決定要因と公衆衛生プログラム(Equity, social determinants and public health programmes)』(E. Blas 、A.S. Kurup共編)からも、いくつかの章の翻訳が進められています。

これらの邦訳により、多くの日本の行政関係者や研究者にとって、SDHに関する重要な国際文書が読みやすくなりました。また「健康日本21(第2次)」で目標に掲げられた、健康格差の縮小の達成に向けた、国内の様々な取り組みにも寄与することが期待されます。当該翻訳は、尾島俊之教授(浜松医科大学)ならびに近藤克則教授(日本福祉大学)を中心とした、厚生労働科学研究(地球規模保健課題推進研究事業)健康の社会的決定要因に関する研究班により行なわれました。WHO神戸センターは、この研究班に所属する複数の研究者と、とくに高齢者の健康と健康評価の分野において研究協力を行っています。文書の翻訳に当たっては、WHOが正式に翻訳を許可し、WHO神戸センターにおいて翻訳チェックが行なわれました。

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